2019年12月7日(土)の中部経済新聞にジェイ・クリエイト水圧シリンダーが掲載されました。

《全文抜粋》

ジェイ・クリエイトが開発 

機械設備の開発設計などを手掛けるジェイ・クリエイト(本社名古屋市熱田区桜田町、加藤静夫社長、電話052・872・0191)は、多段式の水道水圧シリンダー「アクアメイド」を開発し、2020年1月から販売する。
蛇口につないだバルブのレバー操作によってシリンダーの高さを調節できるのが特徴。
油圧シリンダーのような油漏れによる汚れの心配がないがめ、食材加工現場などの需要を見込んでいる。

油漏れせず 食材工場などに

水道水圧シリンダーは市場で流通しているが、ピストン機構を必要としない多段式は珍しく、同社は現在特許を申請している。

使い方は、レバー操作によって水道水をシリンダーに入れるとシリンダーが伸び、レバーを逆方向にひねるとシリンダーが収縮する。
シリンダーの伸縮途中で停止させることも可能だ。

電力が不要なため、災害時に安心して使えるほか、水を使う場所でも安全に利用できる。
また、設置する場合、ピストン機構のある油圧シリンダーと比べ、多段式のため、床を深く掘る必要もないという。

各種機械の開発会社、小城製作所(本社名古屋市中川区)が企画を考案し、ジェイ・クリエイトが設計・制作した。
すべてオーダーメードで、顧客の使い方に応じて径や高さを決める。
価格は未定。

例えば、一般的な配水管の水圧である0.3メガパスカルで本体最上部の直径が9センチのシリンダーの場合、190キログラム程度の物体を持ち上げることができる。

本体の材料は低圧タイプは樹脂、中圧タイプはアルミニウム、高圧タイプはステンレスとなる。

ジェイ・クリエイトは自社ホームページや展示会出展などによって、販売拡大を狙う。